予算に合わせた手術を。薄毛の分類法から移植株数の決定、金額の算出まで

2018年12月14日 費用
予算に合わせた手術を。薄毛の分類法から移植株数の決定、金額の算出まで

薄毛対策はどの対策も高額です。その中でも、1度の手術で済む自毛植毛は最もコストパフォーマンスに優れているといえます。しかし、薄毛の範囲によっては1回の施術費用が約100万円~300万円ほどになることもあります。

当然、そのような金額を出すことが難しい患者様もいらっしゃいます。しかし、自毛植毛は自分が設定したご予算に合わせて手術することが可能な対策の1つです。以下、まずはそもそもどれくらいの費用が必要になるのかの前提として自己診断してみましょう。

 

ハミルトン・ノーウッド分類で自己判断

まず、薄毛に悩んでいる人は自身の進行具合がどの程度なのかを把握します。AGAは進行パターンによっていくつかのタイプがあります。そこで知っておくと役立つのが「ハミルトン・ノーウッド分類」。これはAGAの進行パターンを9種類に分類する方法で欧米でも広く使われている、薄毛の進行度を判断するための有効な手段です。

この分類法に則ると、こめかみの剃り込み部分である角額が、頭頂と耳の穴を結んだ頭頂線の前方2cmを超えて後退している場合、AGAと判断できます。

 

進行度順に見ていくと、まずはⅠ型です。これは額の生え際から薄毛が始まりM字型に生え際ラインが後退していくもの。

 

 

Ⅰ型が進行し、生え際の切れ込みが深くなった状態がⅡ型となります。

 

 

また、Ⅱ型にはⅡ Vertex型と呼ばれる分類もあります。前頭部のⅡ型と併発して、頭頂部にO字型の薄毛が同時に見られる症状です。

 

 

Ⅱ型がさらに進行するとⅢ型となり、前頭部のボリュームが薄くなります。

 

 

Ⅲ型まで進行すると、抜けた毛髪の本数は1万本前後と想定されます。Ⅱ型と同様にⅢ Vertex型もあります。

 

Ⅳ型まで進行すると額、頭頂部の薄毛が著しく目立つようになります。左右の側頭部とつながる毛髪は残っていますが、ここまで進行すると抜け落ちた毛髪は1万5,000本を超えているでしょう。

 

 

生え際のラインが頭頂部近くにまで後退するとⅤ型となります。頭頂部にできたO字型の薄毛との境界は残っていますが、この部分の密度も低下している状態です。

 

生え際と頭頂部の薄毛が境界を無くして合体するとⅥ型です。前頭部から頭頂部まで、広範囲で発毛が見られなくなります。残っている毛髪は、側頭部と後頭部のみです。

 

 

最後はⅦ型。側頭部と後頭部の上部も発毛が見られなくなります。ここまで進行すると、抜け落ちた毛髪は4万5,000本から6万本です。

 

 

移植株の目安を知る

AGAの進行具合を自己判断した後は、植毛したい範囲と部位を確認します。この時、知っておくべきことは「株(グラフト)」という移植する毛包を数える単位。自毛植毛を行うクリニックは、「1株何円〜」という価格設定にしているところがほとんどです。

※個人差がありますが、一般的に東洋人の平均は1株2から2.5本とされているので、これを参考に毛髪本数を算出します。

さて、先述の分類に当てはめて考えてみます。生え際の浅めのM字部分修正、いわゆるⅠ型は約400株から600株が必要です。かなり進行した状態で、生え際から前頭部、頭頂部の全体的な修正となると約2,000株から3,000株となります。

しかし、これは施術内容によって変動するのであくまで目安。また、株数が多ければ多いほど良いというわけではありません。移植株数が多くなると一見、密度が高くなり地肌が見えにくくなります。ところが、大量に移植することで仕上がりが不自然になってしまう可能性もあります。

また、移植する範囲が広くなると相応のドナーを確保しなければなりません。薄毛の進行度がⅦ型にまで及ぶと、自分自身が求める仕上がりに対して移植株が足りないというケースもあります。そもそも自毛植毛手術が可能かどうかを検証することも大事です。

費用の限度額を決めること

やみくもに移植株を増やすのではなく、予算の上限を設定した上で気になる箇所などを的確に把握すること。そして、最低限実現したい仕上がりを考えることが重要になってきます。

例えば、ハミルトン・ノーウッド分類で自分がⅡ型だと自己判断したとします。抜け落ちた毛髪本数は5,000本程度。以前と同じ数に戻そうと考え、同じ数を移植するとなると2,000株が必要になります。そうなると、費用は約208万円程度になります。

基本治療費:20万円+2000株×900円+消費税=208万円

高額になればなるほど、患者様のご予算をオーバーしていることもあると思います。、しかしながら、実は限られた株数で以前に近い自然な仕上がりに戻すことも可能なのです。自毛植毛を専門に行っている熟練の経験豊富な医師がいるクリニックであれば、100万円の予算で、気にならない程度に間隔をあけてデザインしていくことができます。毛髪が生え揃った時の仕上がりなどをシミュレーションして移植していくので、限られた予算と株数で求める結果を生み出すことができるのです。

大切なのは自分自身で自己判断し、どのくらいの株数が必要なのかを算出すること。それによってご予算が決まってきます。ご予算の中でいかに自然な仕上がりにできるかがポイントです。ご予算の中で自然な仕上がりを提案してくれるクリニックを選びましょう。

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