自毛植毛の方法と種類

2018年11月11日 自毛植毛の方法
自毛植毛の方法と種類

自毛植毛の種類

自毛植毛とは、自分の後頭部や側頭部の頭髪を採取して、薄毛が気になる部分に再分配していく移植方法です。
但し自毛植毛といっても、方法は色々とあり、手術内容も変わってきます。
では実際にどのような種類があるのか、分かりやすく特徴をまとめてご説明させて頂きます。

FUT法

FUTはストリップ法とも呼ばれ、Follicular Unit Transplantationの略で、世界的に最も一番メジャーな自毛植毛の手術となります。
人の髪の毛は、1本ずつ均等な間隔で生え揃っているわけではありません。1本のものもあれば、2本から3本の束が2ミリくらいの間隔で生えているものもあります。
毛根から生えている1~3本の髪の毛の束を毛包と言われています。 FUT法は、この毛包単位で植毛する方法となり、移植手術の際は、実体顕微鏡を使って行います。
FUT法は、植毛先進国のアメリカから導入され、日本人の頭髪により合うように色々と改良を進めています。 毛髪単位の毛の株はグラフトと呼ばれ、手術を受ける病院やクリニックによっても異なりますが、手術をする際には、3種類のグラフトに分けられます。
切り取ったグラフトを3つに分類し、自然な髪の毛のボリュームとなるように、一番適した場所に移植をします。

ニードル法

ニードル法とは、針(ニードル)で頭皮に穴を開けて移植する方法を言います。
移植をする毛の株を針にセットして、1本ずつ押し込んで行きます。そのため、移植をする本数分だけ針で穴を開けて、植え込む作業が必要となってきます。つまり1,000本(株)移植をするのなら、1,000回分の作業が必要となります。
相当な手間と時間が掛かりますが、日本人の髪の毛の性質にとっては、傷口も目立つ事がないため、適した治療法と言えます。 そのため、以前は日本でメジャーな治療法の一つとなっていました。
移植をする際に、頭皮にかなり強く押し込むため、頭皮へのダメージが大きく、定着率も下がるのがデメリットとなりますので、特別な理由がない限り、ニードル法での治療は避けられた方が良いかと思われます。

FUE法

FUEはダイレクト法とも呼ばれ、Folicular Unit Extractionの略で、メスを使わずにパンチと呼ばれている器具を使って、移植をする毛根をくり抜く方法となります。
くり抜いた箇所は術後も縫ったりせずに、自然と傷口がふさがるのを待ちます。 メスを使わずに手術をするため、痛みもほとんどなく、傷も目立ちにくい。最終的にどこから採ったかわからないほど小さな傷跡になる。

自然な仕上がりになるだけではなく、植毛をした髪の毛の定着率が上がってきます。現在の植毛手術では、95%以上の定着率を実現している病院やクリニックなどもあります。

またFUT法の手術を行うには、かなり高い技術が必要となりますが、手術に使う器具の進歩により、現在では入院をしないで、日帰りで手術を受けられるようになりました。
技術が進んでいることもあり、手術を受けた翌日から通常の生活を送れるようになります。そのため、日々仕事で忙しいサラリーマンでも躊躇することなく手術を受ける事ができるようになりました。
ただし数日間は、毛根が抜け落ちないように、帽子やヘルメットの着用は出来ませんので気をつけてください。 手術後の治療は特に必要ありませんので、定期的な通院はありません。

FUEの特徴から、メスを使わずに手軽にできるので、植毛を考えている方にはお薦めな手法と言えるでしょう。
但しFUE法の特徴として担当をする医師の技量が大事になってくるため、経験豊富な熟練した医師に担当してもらうのが良いでしょう。

マイクログラフト法

マイクログラフト法とは、髪の毛を一度に1~3本程度を毛根ごとくり抜いて、薄毛部分に移植する方法となります。
50年くらい前は、20~30本ごとに行っていた事もあり、ドナーサイズが大きくなるため、生え際部分が非常に不自然な状態が目立っていましたが、最近では技術の進歩により、今では1~3本の小さいグラフトでもたくさん植えられるように進化し、不自然さも目立たなくなってきました。

今では、大量に移植が必要な部分には、4~6本程度のグラフト、生え際部分などの部分には、1~3本のグラフトというように上手く使い分けをして、移植するようにしています。

マイクログラフト法がFUT法やFUE法と違う点は、マイクログラフト法は毛髪単位で行いますが、FUT法やFUE法は毛包単位で行われる点が大きな違いとなります。
最近の主流はやはり、FUE法がメインとなります。

医師プロフィール

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